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六本木三丁目(旧:港区麻布箪笥町)にアトリエを構え、西洋画の創作活動を行った画家、故内田武夫(1913年〜2000年)の主に青春時代(18〜19歳頃)のデッサンを展示いたします。

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石膏デッサン物語
Apollon
アポロン
(アポロ)
オリンポス12神の一人で神々の王ゼウスとティタン族のレトの子。月の神アルテミスは双子の妹。
太陽・医術・音楽・数学・予言などの神。弓の名手。
原作はB.C.330年頃レオカレス作の古代ギリシアブロンズ像。古代ローマ時代に大理石で摸刻。ヴァチカン美術館収蔵。
アポロンの物語
アポロ1
1931.5.14
アポロ2
1932.9.17
アポロ3
「内田」入
アポロ04
アポロ05 アポロ06
「午前 内田武夫 」入
Hermes
ヘルメス
(メルクリウス)
< マーキュリー>
ヘルメス1
「后 内田武夫」入
オリンポス12神。ゼウスとマイアの子。牧畜・商業・幸運・音楽・競技の神など。神々の使者をもつとめる。翼のある帽子・翼のあるサンダル・アポロンと竪琴と交換した伝令杖を持つ。
彫像のヘルメスはゼウスの遣いで酒神ディオニュソスを安全な場所へ運ぶ途中。肩に赤ちゃんディオニュソスの手の跡がみえる。B.C.4Cの大彫刻家プラクシテレスの原作?実際はB.C.100年頃ヘレニズム時代のコピーか。大理石、オリンピュア考古博物館収蔵。
Ares
アレス
(マルス)
オリンポス12神。ゼウスと主女神・女性の守護神ヘラ(ゼウスの正妻・姉)の子。不和の女神である双子の妹のエリスと、息子のデイモス(恐れ)とポポス(恐怖)をいつも連れて、戦車を「火」「炎」「災難」「恐怖」という名の馬にひかせた。
軍神。愛の女神アフロディテが恋人で知恵と正義の女神アテナは天敵。
マルス像のローマン・コピーは多数あり。
マルス1
マルス半面像
Aphrodite
アフロディテ
(ウェヌス)
< ヴィーナス>
ミロ島ヴィーナス01
ミロ島ヴィーナス胸像
オリンポス12神。父ウラノスがクラノスに海へ投げ捨てられた時にその血液の泡から生まれる。愛・美・豊饒の女神。
ヴィーナス像は多数あるがミロは知名度が高い。B.C.100頃エーゲ海ミロス島出土、大理石、ルーヴル美術館収蔵。
ミロ島ヴィーナス02
「1A 内田武夫」入
Ariadne
アリアドネ
(アリアス)
クレタ島の王女。クレタ王ミノスとパシパシェの娘。妹はパイドラ。人間の体に牛の頭を持つミノタウロスは異父兄弟。テセウスに糸玉を与えて怪物退治を助けた。 酒神ディオニュソスの妻。
ローマのカピトリーノ美術館に石膏像になったものと同じ首像があるが詳細不明。ギリシャ彫刻のローマン・コピーか。
 
アリアス1
「内田」入
アリアス2
アリアス
アリアス3
アリアス
pagyant
パジャント
ギリシャ・ヘレニスティック期(前3世紀)のローマ時代模刻
ギリシャ女性
作者不詳
パジャント1
パジャント
パジャント2
1932.11.10
パジャント3
amour
アムール
アムール
アムール半身像
   
Marcus Vipsanius Agrippa
アグリッパ
カエサルに見出され、初代ローマ皇帝アウグストゥスを支えた将軍。
アグリッパの物語 ラオコーン1
ローマ帝国伝説の名宰相のアグリッパ像はローマ人の理想として人気が高い。
B.C.30〜B.C.20頃、大理石、イタリアガビイ出土、ルーヴル美術館収蔵。
Laokoon
ラオコーン
トロイアの王プリアモスとヘカベの息子。トロイアの神官。
原作の彫像はギリシアの群像彫刻で、作者はアゲサンドロス・ポリュドロス・アテノドロスの三人と推定される。成立年不詳。50年頃か。
大理石、ヴァチカン美術館収蔵。
ラオコーン2
(隅に焦げあり)
ラオコーン3
1932.10.8.
ラオコーン4
ラオコーン4
1932.5.21
 
Caracalla
カラカラ帝
本名ユリウス・バッシアヌス(188-217)
ローマ皇帝(在位211-217)
カラカラ帝03
カラカラ帝
北アフリカ、レプティス・マグナの出身で父は皇帝セプティミウス・セウェルス、母はユリア・ドムナ、ゲタ将軍は弟。カラカラ浴場を作る。
ルーヴルの彫像は後年胸部に手が入る。215年頃、大理石、ルーヴル美術館収蔵。
首像はローマ・カピトリーノ美術館、胸部の異なる像がナポリ国立博物館に収蔵。
Geta
ゲタ
カラカラ帝の弟。
212年 大理石
イタリア、ガビィ出土
ルーヴル美術館収蔵
ゲタ03
 
Romans
ローマ人男性
モデル不詳だが、ローマ人の特徴が髪型や服装に表れている。
ローマ人02
「内田」入
ローマ人03
1932.1.10
Slave
奴隷
「瀕死の奴隷」
「囚われの奴隷
(多血質)」
奴隷
奴隷全身像
1932.7.16
ミケランジェロの奴隷像は全て教皇ユリウス2世の墓廟のために作られた。
計画は30歳(1505年)に依頼されたが変更・縮小され72歳で4体が作られ未完のまま現存。肩と胸にまわされた帯状の布は呪縛を表現。
「瀕死の奴隷」「抵抗する奴隷」の2体は18C末にルーブル美術館に収蔵された。
1514年頃、大理石、ルーヴル美術館。
Brutus
ブルータス
デキウス・ブルータス(不明)
マルクス・ブルータスのいとこ。 カエサル暗殺時に「ブルータス、お前もか」と叫ばれた張本人?
D.ブルータスの物語
ラオコーン1
デキウスは、死後公開されたカエサルの遺言で第2相続人に指名されていた。
「青年カエサル」と呼ばれ若い頃から目をかけていたにも関わらず暗殺グループの一員になろうとは、「お前もか!」とカエサルが叫ぶ気持ちも理解できるような…
Brutus
ブルータス
マルクス・ブルータス(B.C.85-B.C.42)
政治家にしてカエサル暗殺首謀者。民主派の政治家の父とカエサルの愛人の一人セルヴィーリアが母。
「ブルータス、お前もか」と叫ばれたのはこっち?
彫像はミケランジェロ60歳の(1539頃)メディチ家依頼による未完作品。 頭部のみミケランジェロの手により、体は弟子カルカーニにより完成。大理石、フィレンツェ、バルジェロ美術館収蔵。
M.ブルータスの物語
ブルータス1

ブルータス
ブルータス2
S6.4.25
ブルータス3 1931.05.12
ブルータス4
1932.07.02
ブルータス6
「内田」入
ブルータス8
ブルータス10
ブルータス12
1932.2.27
ブルータス13
1932.1.27
ブルータス14
1931.11.7
ブルータス16
1932.10.1
ブルータス18
1932.11.12
Michelangelo
ミケランジェロ
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)
イタリアの小村カプレーゼの下層貴族出身。父ロドヴィコ・ブオナローティ・シモーニ、母フランチェスカは6歳の時に死亡。フィレンツェの乳母の家が石工だった。ルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人。
彫像原作は1564-66頃ダニエーレ・ヴォルテッラ。フィレンツェ、アカデミア美術館収蔵。
ミケランジェロ02
.
ミケランジェロ03
1931.7.11
ミケランジェロ04
1931.7.14
ミケランジェロ06
1932.11.5
ミケランジェロ07
1932.3.26
ミケランジェロ08
1932.3.19
ミケランジェロ09
1932.9
ミケランジェロ10
1932.2.13
  ミケランジェロ11
1932.1.16
ミケランジェロ12
(午後)
ミケランジェロ13
「内田」入
Moliere
モリエール
ジャン・バティスト・ボクラン(1622-1673).モリエールはペンネーム。パリの王室付室内装飾業者の裕福な商家に生まれる。劇作家。モリエール劇団は死後、フランスの国立劇場コメディ・フランセーズ座として現在も続いている。
彫像は18C最大の肖像彫刻家、ウードン作。1776年、石膏、パリ、コメディ・フランセーズ収蔵。
モリエールの物語モリエール1
モリエール
.
モリエール05
モリエール
1931.3.7
モリエール07
モリエール
「内田」入
モリエール08
モリエール
左下にデッサンあり
モリエール09
モリエール
1936.6.10
モリエール10
モリエール
1932.3.19
モリエール11
モリエール
6.5.30
モリエール13
モリエール
chamfering
面取り
石膏デッサンの基本は、光と影の関係をつかみやすい面取り像が基本です。
面取り01
「A 内田武夫」入
しかし、石膏デッサンの面取りといえばミロのヴィーナスかアグリッパ以外あまり見かけた事がありません。
この彫像のモデルは一体誰なのでしょう・・・?
     
裸婦デッサン物語
rafu
裸婦

数点残された裸婦デッサンをご覧ください。

裸婦01
1931.10.2
裸婦01
1931.7.16
裸婦01
.
 

裸婦01
1931.7.1
裸婦01
1931.9.25
裸婦01
1931.10.15
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アトリエの作品から
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鯉のぼり
■鯉のぼりの絵  S26.04

この絵は昭和26年に作者が当時住んでおりました神奈川県戸塚の鯉のぼりのある風景を描いた作品です。ちなみに、絵の入っております額縁は後年、家具デザイナーの原渉氏に作っていただいた作品です。
絵をクリックすると大きい画像や詳しい解説がご覧になれます。

潮流
塩と玉葱
(財)小山敬三美術振興財団設立二十周年記念小山賞受賞作家展にて
第8回受賞の内田武夫の作品も展観 されました。
絵をクリックすると大きい画像がご覧になれます。
潮流
1972
塩と玉葱
1977
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ぶどう
鏡のある静物
アトリエのガラス器
ぶどう 
(個人蔵)
1984
鏡のある静物
(旧アトリエ)
1976
アトリエにあったガラスの画材を撮影しました。
中央にある鋳鉄の持ち手付コンポートが描かれた油彩・静物画をご紹介します。
「鏡のある静物」は、旧アトリエ(六本木3−1−17)の風景です。
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冬の陽
内田武夫が1987(昭和62)年、都内港区六本木から横浜市緑区(現青葉区)にアトリエを移した数年後の作品。
同じく青葉区にある「こどもの国牧場」の仔牛がモデル。
「牧場に行くたびにモデルの仔牛が大きくなっているので描くのに苦労した」とは本人の弁である。
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冬の陽
1991
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夏草
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夏草
(日本女子大 所蔵)
1947
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rough sketch
素描

素描01

23.12.2
 
 
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素描03

1975.1
new
素描04

52.3.23.
new
素描05

79.3/26
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